ゴルフ用語集|あ行編
ゴルフ場で飛び交う専門用語、まずは あ行(ア〜オ)だけ をまとめて理解しておきましょう。
基本中の基本のアドレスから、スコア表現のオーバーパー/アンダーパーまで、
意味・ポイント・ラウンドでの使われ方+キャラ会話 つきで解説します。
目次(タップでジャンプ)
アドレス
アドレスとは、ボールに向かってクラブを構え、姿勢・スタンス・重心などを整えた「打つ直前の完成形の構え」のこと。
プロもアマも、ショット前は必ずこの形を作ってからスイングに入ります。方向性・当たり・高さのほとんどが、実はこの段階で決まります。
- ボール位置・スタンス幅・前傾姿勢・体重配分などを整えた構えの最終形を指す
- 毎回同じアドレスを作れるかどうかで、ショットの再現性が大きく変わる
- ミスの多くはスイング以前に「立ち方」「向き」が原因なことも多い
よくある使い方
ハムくん: おじさん、その アドレス、ボールからちょっと遠すぎませんか?
もう一歩だけ近づいて、手元の高さをそろえた方が当たりが安定しますよ。
おっちゃん: え? アドレスってメールアドレスちゃうんか…。
さっきまで「CC誰入れとこ…」って考えながら構えとったわ。そら曲がるわな(笑)。
アゲインスト
アゲインストとは、向かい風・真正面から吹いてくる風のこと。
風に負けるとボールが高く上がりすぎて飛ばなかったり、左右に流されたりします。
- 「風が正面から吹いている状態」を指し、飛距離が落ちやすい
- 通常よりも番手を上げる(大きいクラブを使う)ことが多い
- 高く上げすぎず、低めの弾道で抑えたショットが有効
よくある使い方
パンダ先輩: 今日ここ、ガチ アゲインスト やで。
いつもの番手やとグリーン届かんから、1〜2番手は上げときや。
ギャル: アゲアゲなのはテンションだけでいいんだけど?(笑)
風はちょっと控えめでお願いします〜。
アプローチ
アプローチとは、グリーン周り・残り短い距離からカップに寄せるためのショットの総称。
ロングショットよりも距離感と落としどころが大事で、スコアを作るうえで最重要パートと言われます。
- 目的は「次のパットをできるだけ短くする」こと
- ウェッジだけでなく、パター寄りの転がしアプローチも含まれる
- 芝の長さ・傾斜・風・グリーンスピードなどをイメージして打つのがコツ
よくある使い方
リスくん: 残り20ヤードだし、ここはふわっと アプローチ で寄せたいところだね。
ピンの少し手前に落として、コロコロっと転がすイメージで。
おっちゃん: ワシの アプローチ、だいたい「寄せ」じゃなくて「寄せ集めスコア」になるんよな…。
行ったり来たりで4打くらい増えるパターン(笑)。
アイアン/アイアンセット
アイアンは、主にセカンドショット以降で使う、番手ごとにロフトと長さが違うクラブ。
5番〜9番、ピッチングウェッジなどをまとめたものをアイアンセットと呼びます。
- 番手が小さいほどロフトが立ち、飛距離が出る(5番 > 7番 > 9番)
- 方向性と距離の打ち分けがしやすく、スコアメイクの中心となるクラブ
- 初心者は7番・9番・PWあたりから慣れると扱いやすい
よくある使い方
ネコ先生: ドライバーより先に、まず アイアン を安定させようか。
7番で150ヤード前後が安定したら、一気にゴルフが楽になるよ。
おっちゃん: ワシのバッグ、半分くらいドライバー入れて アイアン2本しか無かった時期あるからな…。
プロに見られて「おじさん、ネタですか?」って真顔で言われたわ。
アウトコース/インコース
18ホールのうち、前半9ホール(1〜9番)をアウトコース、後半9ホール(10〜18番)をインコースと呼びます。
スコアカードやスタート時間の案内などでよく出てくる用語です。
- 「アウトスタート」「インスタート」で、どちらの9ホールから始まるかが分かる
- 前半・後半でホールの難易度が分かれているコースも多い
- 体力配分・メンタル配分を考えるときの目安にもなる
よくある使い方
姉さん: 今日インスタートだから、10番ホールからね。
後半アウトに行く頃には、体も暖まってスコア伸ばしどきだよ。
おっちゃん: ワシはいつも前半 アウト で後半もメンタル アウト やからな…。
たまには「インで巻き返したで!」って言ってみたいわ。
アンジュレーション
アンジュレーションとは、グリーンやフェアウェイにある細かな起伏・うねりのこと。
傾斜だけでなく、「なんとなくウネウネしてる」微妙な高低差も含みます。
- パッティングラインやボールの転がりに大きな影響を与える
- 傾斜だけでなく、「途中で左に膨らんでる」などの微妙な凹凸も読む必要あり
- アンジュレーションが強いコースは、見た目以上に難易度が上がる
よくある使い方
ネコ先輩: このグリーン、手前から奥にかけて アンジュレーション 強めだね。
まっすぐに見えても、途中で右に逃げるラインだよ。
ハムくん: おじさんの人生も アンジュレーション 強めですよね…。
「波乱万丈すぎてフラットな時期がない」っていう(笑)。
アンプレアブル
アンプレアブルとは、「このままでは打てない」とプレーヤーが自分で判断する状態のこと。
1打罰を受けて、規定の範囲内でボールを動かす救済を受けられます。
- 木の根元・岩のそば・ブッシュの中など、打とうとすると危険かルール違反になりそうな状況で宣言
- 宣言するかどうかは自分の判断でOK(同伴者の許可は不要)
- 無理に打って大叩きするより、冷静にアンプレアブルを選ぶ方がスコア的に得な場面も多い
よくある使い方
ネコ先生: その木の根っこからは、正直やめておいた方がいいかな…。
ここは素直に アンプレアブル を宣言して、1打罰で出しておこう。
おっちゃん: ワシの財布も アンプレアブル 宣言してええかな?
連続OBでグリーンフィーよりボール代の方が高なってきたんやけど…。
インパクト
インパクトとは、スイング中にクラブヘッドがボールと接触する瞬間。
フェースの向き・ロフト・スピード・入射角などが、この一瞬で結果に反映されます。
- 「芯でとらえる」「フェースをスクエアに当てる」などの話は、すべてインパクトの質のこと
- 力むとフェースが被ったり、こねたりしてミスヒットになりやすい
- スロー動画でインパクト前後をチェックすると、改善ポイントが見つかりやすい
よくある使い方
ネコ先輩: おじさん、ナイスショットだけど インパクト で少しフェースが開いてるよ。
その分、右に逃げてるんだ。
おっちゃん: ワシの人生と一緒やな。インパクト の瞬間にちょっとビビって右に逃げがち、みたいな…。
インサイドアウト/インサイドイン
インサイドアウト・インサイドインは、クラブヘッドの通り道(スイング軌道)を表す言葉。
ターゲットラインに対して、内側から外へ振るか、内から入って内へ抜けるか…などを表現します。
- インサイドアウト:内側から入って外側へ抜ける軌道。ドロー系の球になりやすい
- インサイドイン:内側から入って再び内側へ抜ける、比較的ニュートラルな軌道
- アウトサイドイン(※か行以降で解説予定):外から内へ。カット軌道・スライスの原因になりがち
よくある使い方
パンダ先輩: もう少し インサイドアウト 気味に振れたら、ええドロー出そうやで。
外からかぶるとスライス祭りや。
ハムくん: おじさんの日常も インサイドアウト 気味ですよね。
家では内弁慶、外ではめっちゃ愛想良くなるタイプ(笑)。
インターロッキンググリップ
インターロッキンググリップは、利き手・逆の手の小指と人さし指を「からめる」握り方。
タイガー・ウッズなども使う代表的なグリップの一つです。
- 両手が一体になりやすく、クラブが手の中でズレにくい
- 手が小さい人・非力な人でもクラブをしっかりホールドしやすい
- 他にオーバーラッピンググリップ・テンフィンガーグリップなどがある
よくある使い方
姉さん: 私、手が小さいから インターロッキンググリップ の方が安定するんだよね。
両手が一つのユニットになってる感じ。
おっちゃん: 夫婦関係も インターロッキング くらい一体感ほしいな…。
最近オーバーラップどころか「完全別グリップ」やでうちは。
ウェッジ
ウェッジは、ロフト角の大きなショートクラブの総称。
サンドウェッジ(SW)、アプローチウェッジ(AW/GW)、ロブウェッジ(LW)などがあり、アプローチやバンカーショットの主役です。
- 高く上げたり、短い距離でピタッと止めたりするショットに向いている
- バンス角やソール形状で、芝・砂・地面の硬さへの対応が変わる
- フルショットだけでなく、「ハーフショット」「スリークォーター」で距離を打ち分けるのが上達の近道
よくある使い方
リスくん: この距離なら、52度の ウェッジ でコントロールショットかな。
フルじゃなくて7割スイングくらいでいこう。
おっちゃん: ワシのバッグ、ドライバー2本入ってるくせに ウェッジ1本しかないからな。
プロに見られて「攻めてるっていうか、ただの無計画です」って言われたで。
ウッド
ウッドは、ドライバー(1W)やフェアウェイウッド(3W・5Wなど)に代表される、ヘッドの大きな飛距離クラブの総称。
ティーショットや長い距離のセカンドショットで使われます。
- ヘッド体積が大きく、ミスヒットにも比較的強い
- ロフト角が小さいほど球は低く・遠くへ飛びやすいが、難易度も上がる
- 「ティーアップしたとき」と「地面から直接打つとき」で難易度が大きく変わる
よくある使い方
ネコ先輩: ここは無理せず5番 ウッド かな。フェアウェイに置いておけば次が楽だよ。
ハムくん: おじさん、ドライバー3本持ってくる前に、まず1本ちゃんと打てる ウッド 作りましょ(笑)。
エース
エースは、いわゆるホールインワンのこと。1打でカップインする、超レアなスーパーショットです。
英語圏では「hole in one」だけでなく「ace」とも呼ばれます。
- 主にショートホール(Par3)で起こる
- 保険に入っていないと、祝賀会や記念品などで出費が大きくなることも
- 公式ラウンド・プライベートラウンド問わず、一生モノの自慢話になる
よくある使い方
姉さん: この前の エース、動画に撮っておけばよかったね〜。
あの盛り上がり、何回でも見返したい。
おっちゃん: ワシの人生の エース、まだ1本も出てへん気がするわ…。
とりあえずゴルフで1回出して、そこから流れ変えたいな。
エチケット
エチケットは、ゴルフ場でのマナー全般を指す言葉。
ルールそのものというより、「一緒に回る人やコースへの気遣い」を表します。
- 前の組との間隔を空けない・芝を必要以上に傷めない・大声を出さない など
- スコアが良くても、エチケットが悪いと一緒に回りたい人にはならない
- 逆にスコアがいまいちでも、マナーが良ければ「また一緒に」と言われやすい
よくある使い方
ネコ先輩: 今日の組、みんな エチケット いいから気持ちよく回れるな〜。
ペースもいいし、こっちも集中できるわ。
ハムくん: おじさんも「エチケットはアンダーパー、スコアはオーバーパー」くらいを目指しましょう(笑)。
エプロン
エプロンとは、グリーンのすぐ手前にある、芝がやや短めに刈られたエリアのこと。
グリーンほど短くはないけれど、フェアウェイよりは繊細…という「つなぎ」のゾーンです。
- パターで転がすか、ウェッジで軽く浮かせるか、選択に悩むことが多い場所
- 芝の長さ・湿り具合によって、ボールの転がりが大きく変わる
- 「エプロンからのアプローチ」が上手いと、パーセーブ率がグッと上がる
よくある使い方
姉さん: ここ、グリーン手前の エプロン だから、私はパターで転がすかな。
ラインも見やすいしね。
おっちゃん: ワシは毎回ここから「3パット分の距離」を残してしまうからな…。
エプロン恐怖症やわ、ほんま。
オナー
オナーとは、そのホールで一番良いスコアだった人、またはティーショットを最初に打つ権利を持つ人のこと。
次のホールの1番目に打つ人を指して「このホールのオナーは○○さんです」といった形で使われます。
- 基本的には「前のホールで一番スコアが良かった人」が次ホールのオナー
- カジュアルラウンドでは、テンポ重視で「準備ができた人から」で回ることも多い
- 競技やフォーマルな場ではオナー順を守るのがマナー
よくある使い方
パンダ先輩: 前のホール、ナイスパーやったな。次の オナー はおじさんやで。
おっちゃん: オナーって聞くと「おなぁ…(穴)に入らんかったけどな…」って嫌なダジャレ思いついてまうから、
先に誰か打ってくれへん?(笑)
オービー/OB
OBは「アウト・オブ・バウンズ」の略で、コース外・プレー禁止区域にボールが出てしまうこと。
日本語ではそのまま「オービー」と呼ぶことが多いです。
- 白杭や白線で示されたコース外にボールが出るとOB
- 通常は1打罰で元の位置から打ち直し(ローカルルールで救済方法がある場合も)
- 連続OBはスコア崩壊の原因なので、危ない方向には刻む判断も大事
よくある使い方
ネコ先生: このホール右サイド全部 OB だから、左ラフOKのつもりで狙った方がいいね。
おっちゃん: 今日のワシ、OB 保険じゃなくて「OB貯金箱」ほしいレベルや…。
1回打つたびに500円チャリンって入れてたら、帰りに焼肉行けるで。
オーバーパー/アンダーパー/イーブンパー
スコアがコースのトータルパーに対してどれくらいかを表すときに使うのが、
オーバーパー(パーより多い)、アンダーパー(パーより少ない)、イーブンパー(ちょうどパー)という表現です。
- イーブンパー:パー通り。18ホールなら72なら72ストローク
- 1オーバー・2オーバー:パーより1打・2打多い(+1、+2と表記)
- 1アンダー・2アンダー:パーより1打・2打少ない(−1、−2と表記)
よくある使い方
姉さん: 今日のハーフ、私 1オーバー だった〜。
あと一個パー取れてたら イーブンパー だったのに悔しい!
おっちゃん: ワシはいつも「スコアは オーバーパー、体重もオーバー やからな…。
せめてどっちか アンダー にしたいわ。













