初心者向けゴルフ用語集|ら行

  

ゴルフ用語集|ら行

ら行(ラ〜ロ)は、ラウンド中の状況説明スコアメイクの考え方で頻出するワードが中心。
ラフやライ、ラインといった「一打の質を決めるキーワード」から、ロストボール・ローカルルールまで、
意味・ポイント・ラウンドでの使われ方+キャラ会話 つきでまとめてチェックしていきます。

ラウンド

使用頻度
★★★★★

ラウンドとは、ゴルフコースを一通りプレーすること
通常は18ホールを回ることを1ラウンドと呼びますが、9ホールだけの場合は「ハーフラウンド」などと言ったりもします。

  • 「今月は3ラウンドした」=3回コースに出た、という意味
  • 18ホールを通してのスコアや体力配分、メンタルの保ち方を含めた“トータルのゴルフ体験”を指すことも多い
  • 練習場と違い、コースマネジメントや状況判断のスキルが問われる

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 来週の土曜、1ラウンド空いてるけど行く?
朝イチスタートだから、午後はゆっくりできるよ。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの人生、常に「トリプルボギーペースのラウンド」って感じやからな…。
せめてゴルフだけでもパープレーペースに近づきたいわ。

ライ

使用頻度
★★★★★

ライとは、ボールがどんな状況に“置かれているか”を表す言葉。
フェアウェイのきれいな芝の上か、ラフに沈んでいるか、ディボット跡か…など、状態によって「良いライ/悪いライ」と言ったりします。

  • 芝の長さ・ボールの浮き沈み・地面の硬さなどを総合した「ボールの居心地」がライ
  • 同じ距離でも、ライによってクラブ選択や打ち方を変える必要がある
  • 「今日はライ運がいい」といった運要素の話題にもよく使われる

よくある使い方

ネコ先生

ネコ先生: 残り150ヤードだけど、ちょっとボールが沈んでるライだね。
無理に6番アイアンで打つより、7番でコンパクトに振った方がいいよ。

ハムくん

ハムくん: おじさんの仕事運も、今日は「フェアウェイど真ん中のライ」だといいですね。
いつも「ディボットのど真ん中」みたいな交渉ばっかりしてません?(笑)

ライン

使用頻度
★★★★★

ラインとは、パッティングでボールが転がっていく軌道のイメージのこと。
「このパットはフックライン」「下りのスライスライン」などと表現します。

  • カップインのためには、「どの方向に」「どれくらい曲がるか」というラインの読みが重要
  • グリーンの傾斜・芝目・速さ・風など、複数の要素を組み合わせてイメージする
  • プロのテレビ中継でも「このラインは難しいですね」といった解説がよく入る

よくある使い方

リスくん

リスくん: これはカップ1個分くらい右を狙うフックラインだね。
カップ直前でキュッと戻るイメージで打とう。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの人生にも「ナイスラインやったな!」って言われる日こんかな…。
いまんとこ全部「読み違いでしたね」って解説されそうや。

ラフ

使用頻度
★★★★★

ラフとは、フェアウェイの外側にある芝が長めに残されたエリアのこと。
ボールが沈んだり、芝の抵抗でクラブが振り抜きづらくなったりするので、難易度が上がります。

  • 深いラフでは、ロフトのあるクラブで「まずは出す」ことを優先するのが基本
  • フェアウェイとラフで、同じ番手でも飛距離が大きく変わることがある
  • 夏の伸びたラフは特に要注意。ヘッドスピードが落ちやすく、つかまりも悪くなりがち

よくある使い方

パンダ先輩

パンダ先輩: そこ結構深いラフやで。
無理して長いクラブ持たんと、9番とかPWで一回フェアウェイに戻そうや。

ハムくん

ハムくん: おじさんのスケジュール帳も、予定ぎゅうぎゅうの「心のラフ」状態ですよね…。
たまにはフェアウェイみたいにスカッと空いてる日作りましょ。

リカバリーショット

使用頻度
★★★★☆

リカバリーショットとは、林の中・ラフの奥・バンカーなどトラブルから立て直すためのショットのこと。
一度ミスしても、この一打でスコアの崩れを最小限に食い止める役割があります。

  • グリーンを無理に狙わず、「安全な場所に出す」だけのリカバリーショットも立派な選択
  • 状況判断を間違えると、木に当てたりOBに行ったりしてさらに悪化することも
  • うまい人ほど、リカバリーを冷静に選んで“大叩き”を防いでいる

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: ここは枝もかかってるし、グリーンは狙わずにフェアウェイに出すだけのリカバリーショットでいいよ。
ボギーで収まればナイスだと思おう。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの人生、ずっとリカバリーショット打ち続けてる気がするんやけど…。
たまにはフェアウェイど真ん中から2オン狙わせてくれへんかな。

リズム

使用頻度
★★★☆☆

リズムとは、スイング全体のテンポや流れの心地よさを指す言葉。
バックスイングからインパクト、フィニッシュまで、一定のテンポで振れるとミスが減ります。

  • ナイスショットのときは、たいていリズムが崩れていない
  • 力むと切り返しが速くなり、タイミングが合わずにトップやダフリが出やすい
  • 素振りや「1・2・3」などの数え方で、自分なりの一定リズムを作ると安定しやすい

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 今日はナイスショット多いね。
いつもよりリズムがゆっくりで、力みが抜けてる感じする。

ハムくん

ハムくん: おじさん、朝の満員電車でメンタル削られた日はリズムも崩れがちですよね…。
せめて素振りだけでも、ゆっくり深呼吸してから行きましょ。

レイアップ

使用頻度
★★★☆☆

レイアップとは、池やバンカーなどのハザード手前であえて刻むプレーのこと。
一発でグリーンを狙うのではなく、安全な距離に置いてから次のショットで攻める戦略です。

  • 特にロングホールやリスクの大きいホールで多用される
  • 「結果的に短いクラブで3打目を打てる位置にレイアップする」のが理想
  • 飛距離自慢より、「ここは刻ろう」の判断ができる方がスコアは安定しやすい

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: あの池をキャリーで超えるには230ヤード必要だね。
今日は風もアゲインストだし、手前100ヤード地点にレイアップしようか。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの恋愛も仕事も、全部「刻らず池ポチャ」してきたからな…。
もうちょい大人になってレイアップ覚えたいわ。

レギュラーティー

使用頻度
★★★☆☆

レギュラーティーとは、多くの一般男性ゴルファーが使用する標準的なティーイングエリアのこと。
バックティー(フルバック)より前方にあり、フロントティー(レディースティーなど)より後ろに設置されています。

  • スコアカードに「R.T」などと表記されているのがレギュラーティー
  • コースレートや距離は、どのティーを使うかで大きく変わる
  • 初めてのコースやまだ慣れていない人は、無理せず前のティーを使うのも大事な選択

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 今日どうする?
男性陣はレギュラーティーで、私はフロントティーから回ろうかな。

おっちゃん

おっちゃん: 最近飛距離落ちてきたから、そろそろ「シニア推奨ティー」みたいなん欲しいわ…。
心はバックティー、実力はフロントティー、現実はレギュラーティーや。

レイキ(バンカーレーキ)

使用頻度
★★★☆☆

レイキとは、バンカーの砂をならすための道具のこと。
バンカーショットを打ったあと、自分の足跡やクラブ跡をきれいに整えるのは大事なマナーです。

  • 「バンカーを出たら、ショット跡と足跡をレイキでならす」が基本エチケット
  • ならし方が雑だと、次にそのバンカーに入った人が不利なライになってしまう
  • ならし終わったレイキは、コース指定の置き方・位置を守るとさらにスマート

よくある使い方

ネコ先生

ネコ先生: バンカーから出たら、そこまで戻ってレイキでならしておこうね。
次に入る人への“思いやりショット”だよ。

ハムくん

ハムくん: おじさん、人生のバンカーもちゃんとレイキでならしてきました?
足跡残しまくりで、いろんな人を巻き込んでないといいんですけど(笑)。

ローカルルール

使用頻度
★★★☆☆

ローカルルールとは、各ゴルフ場がそのコース特有の事情に合わせて定めた追加ルールのこと。
スコアカードの裏面やスタート室前の掲示に書かれていることが多いです。

  • 「プレーイング4」「環境保全エリアからの救済」などは代表的なローカルルール
  • 公式ルールより優先されるわけではないが、そのコースでは必ず従う必要がある
  • 初めてのコースでは、スタート前に一度は目を通しておくとトラブルを防ぎやすい

よくある使い方

リスくん

リスくん: ここはOBじゃなくて“特設ティーから4打目”になるローカルルールがあるみたいだね。
スコアカードの裏、ちゃんと見ておこう。

おっちゃん

おっちゃん: うちの家でも「晩酌は1杯まで」っていう家庭内ローカルルールあるんやけどな…。
毎晩、「今日は競技じゃないからローカル無効や!」って自分に言い訳してまうわ。

ロストボール

使用頻度
★★★★☆

ロストボールとは、打ったボールが見つからなくなってしまった状態、またはそのボールそのもののこと。
ルール上は「紛失球」と扱われ、通常はストローク+距離の罰で打ち直しになります。

  • 草むら・林・池の周りなどでボールが見つからないとロストボール扱いになりやすい
  • プレー時間短縮のため、最近は特設ティーや暫定球の活用が推奨されている
  • 中古ボールショップなどで売られている「ロストボール」は、コースで回収されたボールを洗浄して再販売したもの

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: 3分探しても出てこないから、これはロストボールだね。
暫定球をさっきの場所から打ち直そうか。

おっちゃん

おっちゃん: 今日だけで何球ロストボールしたか分からんわ…。
給料日が「お財布ロスト」にならんように、しばらくは中古ボールで我慢しよかな。

ロングホール

使用頻度
★★★☆☆

ロングホールとは、パー5に代表される距離の長いホールのこと。
3打でグリーンオンする設計が基本で、飛距離だけでなく戦略性も問われます。

  • 1打目・2打目の置き場所で難易度が大きく変わるのがロングホールの特徴
  • 2オンを狙える飛ばし屋にとってはバーディチャンスだが、リスクも高い
  • 無理に飛ばすより、3打目を得意距離に残すマネジメントがスコアメイクのカギ

よくある使い方

パンダ先輩

パンダ先輩: ここはパー5のロングホールやけど、今日は風強いし2オンは狙わん方がええで。
3打目を100ヤード前後に残すイメージで刻んでいこか。

ハムくん

ハムくん: おじさんの一日は、朝から晩まで「フルバックからのロングホール」みたいな忙しさですよね…。
たまにはショートホールみたいな、さくっと終わる優しい一日も入れときましょ。