ゴルフ用語集|さ行
さ行(サ〜ソ)の用語は、ラウンド中にとにかくよく耳にするワードが勢ぞろい。
サンドウェッジやショートホールといった基本から、シャンクやスライスのような「聞きたくない」言葉まで、
意味・ポイント・ラウンドでの使われ方+キャラ会話 つきでまとめて押さえておきましょう。
サンドウェッジ/SW
サンドウェッジ(SW)は、主にバンカーショットやグリーン周りの高い球で使うウェッジ。
ロフト角が大きく、バンスも厚めで、砂や柔らかい芝の中からボールをやさしく浮かせてくれます。
- 一般的にはロフト角54〜56度前後のクラブを指す
- バンカーだけでなく、短いピッチショットやロブショットにも多用される
- 「SWを使いこなせると、グリーン周りのミスが一気に減る」と言われるくらい重要
よくある使い方
ネコ先生: ここはピン手前のバンカー越えだから、サンドウェッジ で高く上げて止めようか。
フルショットじゃなくて、コンパクトに振るイメージでね。
おっちゃん: ワシの SW、「サンド」じゃなくて「砂遊びウェッジ」やからな…。
いつも砂から出るまで3回くらいスイングしとるで。
暫定球(ざんていきゅう)
暫定球とは、「今のボールがOBかもしれない・ロストボールになるかもしれない」と思ったときに、
時間短縮のために先に打っておく予備のボールのことです。打つ前に必ず「暫定球をプレーします」と宣言します。
- ボールが見つからずロスト・OBだった場合、暫定球がそのままインプレーのボールになる
- もし最初のボールが無事見つかれば、暫定球は無効になり拾い上げる
- 暫定球宣言をせずに打つと、そのボールが新しいボールとして扱われてしまうので要注意
よくある使い方
パンダ先輩: ちょっと右の林キワやし、見つからん可能性高いな…。
「暫定球いきます!」って宣言して、もう1球打っときや。
ハムくん: おじさんの恋もいつも 暫定球 ですよね。
本命がOB気味になった瞬間、「とりあえず予備で…」っていきがち(笑)。
シャンク
シャンクとは、クラブフェースではなくネック(ホーゼル)部分にボールが当たり、
右方向(右打ちの場合)へすっ飛んでいくミスショットのこと。ゴルファーなら誰もが一度は震えるワードです。
- 原因は「ボールに近づきすぎ」「体が前に突っ込む」「手元が浮く」などさまざま
- ラウンド中に出始めると、怖くてスイングが縮こまる“シャンク地獄”に陥りやすい
- ボールから少し離れて立つ・フォローで体を回し切るなど、根本原因の修正が大切
よくある使い方
ネコ先輩: さっきのは完全に シャンク だね。
構えでボールに近づきすぎてるから、もう半足ぶんだけ離れて立ってみようか。
おっちゃん: 人生でもたまに会議で シャンク してまうんよな…。
完全に的外れな発言して、変な方向に飛んでいくやつ。
ショートホール
ショートホールとは、パー3のホールのこと。距離は短いですが、方向性と距離感の正確さが求められ、
スコアを縮めるチャンスホールでありながら、トラブルも起こりやすい“勝負どころ”です。
- ティーショットでグリーンを直接狙うことが多い
- 池・バンカー・谷など、グリーン周りに厳しいハザードが配置されがち
- 一打目のミスが即スコアに響くので、クラブ選びと風の読みが超重要
よくある使い方
姉さん: ここ ショートホール だから、パーかバーディで取りたいね。
風はアゲインストだから、1番手上げてしっかり打とう。
おっちゃん: 毎回 ショートホール で「大叩きロングホール」に変えてまうからな…。
スコアカード見るたびに、ここだけ別ゲーやで。
スライス/フック
スライスは、右打ちの場合にボールが右へ大きく曲がる球筋のこと。逆に左へ曲がるのがフック。
意図的なコントロールショットとして使うこともあれば、ミスショットとして悩みのタネにもなります。
- スライス:フェースが開いて当たる・アウトサイドイン軌道などが主な原因
- フック:フェースがかぶる・インサイドアウト軌道が強すぎるなどが原因
- 「クセ球」を完全に消すより、「持ち球」としてコントロールできるようにするのも一つの考え方
よくある使い方
ネコ先輩: おじさんの持ち球は軽い スライス やね。
それを前提に、最初からちょい左目を狙っていこうか。
ハムくん: おじさんの話もいつも右に スライス していきますよね…。
最初のテーマからどんどん曲がって、最後何の話か分からなくなるパターン(笑)。
スイングプレーン
スイングプレーンとは、クラブヘッドが描く軌道の“面”をイメージした概念のこと。
自分に合ったプレーンで振れると、ミート率が上がり、ボールの曲がりも安定します。
- フラット(寝ている)すぎるとフック、アップライトすぎるとスライスが出やすい…などの傾向がある
- 動画やレッスン器具で、自分のスイングプレーンを可視化すると改善が早い
- 完璧なプレーンを目指すより、「再現性の高い自分のプレーン」を作ることが大切
よくある使い方
ネコ先生: さっきの動画見ると、ダウンスイングで スイングプレーン から外れてるね。
そのせいで毎回、同じ方向に曲がってるんだ。
おっちゃん: ワシの人生の プレーン も、途中からズレっぱなしなんやろな…。
たまにはプロにレッスンしてもらいたいわ、人生ごと。
スコアカード
スコアカードとは、各ホールのパーや距離、自分の打数などを記録するカードのこと。
ラウンドの結果がすべてここに残るので、後から振り返るための“成績表”でもあります。
- ショット数だけでなく、パット数やフェアウェイキープなどをメモしておくと上達に役立つ
- 同伴者のスコアをお互いに記入し合う「マーカー」の役割を担うこともある
- ベストスコアのカードは、記念に保管しておくゴルファーも多い
よくある使い方
リスくん: 今日の スコアカード、パット数も一緒にメモしておこうよ。
どこで打数を失ってるか、あとで一目で分かるから。
おっちゃん: ワシの人生の スコアカード あったら、OBと3パットばっかりやろな…。
でもたまにあるバーディだけ、大事に額に入れて飾っときたいわ。
セカンドショット
セカンドショットとは、そのホールで2打目として打つショットのこと。
特にパー4・パー5では、ここでどこまでグリーンに近づけられるかがスコアメイクのカギになります。
- ティーショットの結果に応じて、「攻めるか・刻むか」を決める重要な一打
- 得意な距離を残すために、セカンドショットから逆算してクラブ選びをするのが上級者の発想
- 無理にグリーンを狙ってトラブルになるより、安全な位置に置く判断も大切
よくある使い方
パンダ先輩: ティーショットちょい右ラフやし、ここは セカンドショット で無理せんと刻もう。
次に得意な100ヤード残すイメージでクラブ選ぼか。
ハムくん: おじさんの人生、毎回 セカンドショット が一番ドラマありますよね。
いいところからOB打ったり、ミスから奇跡のリカバリーしたり(笑)。
セミラフ
セミラフとは、フェアウェイより少し長め、ラフよりは短めに刈られた中間的なエリアのこと。
ライ次第では打ちやすいこともあれば、思ったより抵抗が強くて距離が落ちることもあります。
- ボールが沈んでいるか、浮いているかで難易度が大きく変わる
- 芝の抵抗を見て、番手を上げたり、無理せずレイアップしたりと選択が必要
- 雨の後や夏場は芝が絡みやすく、予想より飛ばない・曲がることが多い
よくある使い方
レディ: ボールちょっと沈んでるね。この セミラフ からは、番手上げてコンパクトに振ろうかな。
無理にフルショットすると引っかかりそう。
おっちゃん: ワシの仕事もいつも セミラフ くらいの位置やな…。
フェアウェイど真ん中でもないし、かといって完全なラフでもない中途半端ポジション。
ソール/ソールする
ソールとは、クラブの底(ソール)を地面につけること、またはクラブの底の部分そのものを指す言葉。
状況によっては「ソールしてはいけない」場面もあり、ルール・マナー面でもよく出てきます。
- バンカー内やペナルティエリアでは、クラブを地面や砂に ソールしてはいけない 場合がある
- 通常のフェアウェイショットでは、ソールしてからアドレスを整えてOK
- ソール形状(幅・バンス角)は、芝や砂からの抜けやすさに大きく影響する
よくある使い方
ネコ先生: バンカーの中では、クラブを砂に ソール しないように気をつけてね。
ルール違反になっちゃうから。
ハムくん: おじさんは、家に帰った瞬間ソファに ソール しますよね。
一度座ったら18ホール分くらい動かなくなるやつ(笑)。














