プロ野球OBの中には、野球だけでなくゴルフの腕前も“プロ級”と評判の選手が少なくありません。本記事では、そんな「ゴルフの腕前も一流」と言われる元プロ野球選手たちをピックアップ。主な所属球団やベストスコア(公表されている範囲)、プレースタイルの特徴などを、ゴルフ視点でまとめました。各選手が活躍しているYouTube動画もあわせて紹介しているので、スイングのチェックやゴルフ談義のおともにしてみてください。
プロ並みにゴルフが上手い元プロ野球選手 10選
ここからは、ゴルフ好きの間でも話題になりやすい10人をピックアップ。それぞれの人柄や野球時代のイメージが、ゴルフのスタイルにもにじみ出ています。
松坂 大輔
豪快なストレートで一世を風靡した松坂さんは、ゴルフでもダイナミックなフルスイングが印象的。上体の力みを抑えたスムーズなテークバックから一気に振り抜くフォームは、投手時代の体幹の強さがそのまま表れています。飛距離だけでなくアイアンの精度も高く、「野球だけじゃなくやっぱり運動神経が別格」と感じさせるゴルフです。

ゴルスタ編集部:とにかく一打一打のスケール感が大きいタイプ。ドライバーの打ち出し角とスピン量のバランスが良くて、「さすが元メジャーリーガー」と言いたくなる弾道です。
内川 聖一
右方向への巧みなバッティングで知られる内川さんは、ゴルフでも方向性の良さが際立ちます。コンパクトなトップから無駄のない切り返しで、フェアウェイキープ率の高いショットを連発。バーディチャンスを着実に作る“ショットメーカー型”で、71というベストスコアも頷ける内容です。











ゴルスタ編集部:スイングがとにかくコンパクトで再現性が高いのが印象的。アマチュアが真似するなら、内川さんタイプのフォームがお手本になりやすいです。
古田 敦也
頭脳派捕手として名を馳せた古田さんは、ゴルフでもコースマネジメントが非常に巧み。無理にドライバーで攻めず、状況によってはスプーンやユーティリティで刻む“引き算のゴルフ”を徹底します。YouTubeチャンネル「フルタの方程式」でも、野球理論と絡めながら分かりやすいゴルフトークを展開しています。











ゴルスタ編集部:「飛ばす」より「スコアを作る」ことに軸を置いたラウンドが印象的。コース戦略の勉強をしたい人は古田さんのプレー解説がかなり参考になります。
前田 智徳
「孤高の天才」と称された前田さんは、ゴルフスイングもとにかく美しいの一言。トップからインパクトまで軌道がブレず、フェード気味の球を自在にコントロールします。寡黙に一打一打と向き合うスタイルは、野球時代のストイックさそのまま。見ているだけで“良いスイングとはこういうものか”と納得させられます。











ゴルスタ編集部:前田さんのフォームはトップの静かさとダウンスイングの間がとてもきれい。力みがちの人は、テンポだけでも真似してみる価値アリです。
長谷川 滋利
メジャー経験豊富な長谷川さんは、現役時代からゴルフ好きとして有名。アメリカの本格的なコースで鍛えたショット力に加え、風やライを読む感覚も一級品です。テンポよくリズムを刻むスイングは、見ていて気持ちよく、本人も「ゴルフは一生付き合うスポーツ」と語るほどのハマりっぷり。











ゴルスタ編集部:アメリカのしっかりしたコースで鍛えた人のスイングという感じで、ライン出しショットがすごく上手い印象。風の読み方などは真似したいポイントだらけです。
原 辰徳
名門・巨人軍の象徴ともいえる原さんは、仕事の合間に名門コースを回る“ゴルフ好き監督”としても知られました。切り返しでタメを作り、下半身リードで振り抜くスイングは非常に教科書的。リーダーらしい明るいトークで同伴者を盛り上げながらも、スコアメイクはしっかりまとめてくるタイプです。











ゴルスタ編集部:プレー中の気配りと雰囲気づくりがさすが監督経験者という感じ。コンペでの立ち回り方を学ぶ意味でも、原さんのラウンドは見ていて勉強になります。
川上 憲伸
YouTube「カワカミチャンネル」でもお馴染みの川上さんは、完全に“競技ゴルファー寄り”の実力者。切れ味鋭いドローボールで距離を稼ぎつつ、寄せとパットでしっかりまとめるオールラウンダーです。ベストスコア71という数字からも、本気度の高さがうかがえます。











ゴルスタ編集部:川上さんは「球筋を作る」意識が強いタイプ。ドロー・フェードを打ち分けたいゴルファーは、スイングのイメージ作りにかなり参考になると思います。
デーブ 大久保(大久保 博元)
トーク力抜群のデーブさんは、ゴルフ企画でも盛り上げ役として大活躍。豪快なスイングながらミート率が高く、意外とフェアウェイをしっかり捉えます。周囲を笑わせつつも要所ではきっちりパーを拾ってくるあたりに、勝負師としての嗅覚が光ります。











ゴルスタ編集部:とにかく一緒に回ったら絶対楽しいタイプのゴルファー。スコアだけでなく“場の空気を良くする”という意味でも、見習いたいプレーぶりです。
田中 幸雄
通算2,000本安打に迫るヒットメーカーだった田中さんは、ゴルフでも安定感が売り。アドレスの作り方が非常に丁寧で、ルーティンを崩さないことでミスを最小限に抑えています。左右への曲がりが少なく、OBをほとんど出さない“守りのゴルフ”が持ち味です。











ゴルスタ編集部:田中さんのプレショットルーティンと構えはそのまま真似したいレベル。曲げたくない人は、まずアドレス作りから参考にすると良さそうです。
谷繁 元信
球界屈指の捕手として長く現役を続けた谷繁さんは、ゴルフでも「読み」の鋭さが際立ちます。グリーンの傾斜や芝目の確認に時間をかけ、ラインをしっかりイメージしてからパッティング。ドライバーで多少曲げても、寄せとパットでパーにまとめる“守備型ゴルフ”が特徴です。











ゴルスタ編集部:パット前のラインの読み方とルーティンは、スコアアップのヒントだらけ。「読みの精度でスコアが変わる」ということを体現しているタイプです。
まとめ
元プロ野球選手たちのゴルフを見ていると、「運動神経が良いから上手い」という一言では片づけられない工夫や理論がたくさん見えてきます。飛ばしに頼らないコースマネジメント、再現性を高めるルーティン作り、ラインの読み方など、どれもアマチュアにとってヒントになる要素ばかり。気になった選手の動画をじっくり見ながら、自分のゴルフにも取り入れてみてください。
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