Malbon Golf MIYASHITA PARK POP-UP STORE レポート
アメリカ・ロサンゼルス発のゴルフライフスタイルブランドMalbon Golfが、ブランドとして東京初となるPOP-UPストアをMIYASHITA PARK NORTH 1Fに期間限定でオープンした。
本店舗は常設店ではなく、「東京というマーケットに、Malbon Golfの世界観をどう提示するか」を目的とした体験型のPOP-UP。ゴルフとストリートカルチャーを横断するブランドの立ち位置を、空間ごと伝える試みだ。
POP-UPという前提について
今回のMIYASHITA PARK出店は、商品販売以上にブランド認知と世界観共有を重視したPOP-UP展開。短期間で強い印象を残すことを明確に意識した構成になっている。
- ゴルフ未経験層にも開かれた立地
- SNSでの拡散を前提にした空間設計
- 東京限定感を意識した「Malbon TOKYO」表現
立地・外観
店舗はMIYASHITA PARKの歩行導線に面したガラス張り区画。歩道橋を降りた先で自然と視界に入り、通行人がふと足を止めやすい位置にある。
外観はシンプルだが、ロゴと店内照明が夜間に映え、POP-UPらしい「軽さ」と「入りやすさ」が伝わる。ゴルフの文脈に寄せすぎず、街のショップとして成立している点が大きい。


店内構成と第一印象
店内はコンパクトながら、余白を活かしたレイアウト。色はグリーン・ホワイト・ブラックに統一され、数分の滞在でもブランドのトーンが自然に伝わる設計だ。


商品ラインアップ
アパレル
ニット、ポロ、スウェットが中心。ロゴ主張は控えめで、シルエットと配色で“街着感”を成立させている。ゴルフに寄せ切らないぶん、日常側から入っていけるラインアップだ。

アクセサリー類
ヘッドカバー、タオル、ソックスなど。刺繍の立体感や素材の表情が強く、実物を見て価値が伝わるアイテムが多い。POP-UPで“触らせる意味”がはっきり出るカテゴリだ。



POP-UPならではの演出
壁面を埋め尽くすポラロイド写真や、メッセージ・スナップに関する仕掛けは、「買う」より前に「関わる」ことを促す装置。短期出店で重要な“記憶のフック”を、視覚と参加で作っている。


客層・店内の空気
来店客はゴルファーに限らず、ファッション感度の高い若年層、海外観光客、カップルなど幅広い。接客もゴルフ専門店的な説明重視ではなく、アパレルPOP-UPに近いフラットな距離感が保たれている。
総評
Malbon Golf MIYASHITA PARK POP-UPは、東京市場に向けたブランドテストとメッセージ発信の場として非常に整理された内容。 ゴルフ未経験層への入口、SNS拡散を前提にしたVMD、期間限定ならではの参加型体験が一体となり、 「ゴルフブランドのPOP-UP」というより都市型のライフスタイルプレゼンテーションとして成立している。
今後の常設展開や再出店を想起させる、完成度の高いPOP-UPストアだ。
店舗情報
- 店舗名:MALBON MIYASHITA PARK(POP-UP)
- 所在地:MIYASHITA PARK NORTH 1F(東京都渋谷区神宮前6丁目20-10)
- 期間:2025年12月12日(金)〜2026年1月5日(月)
- 展開内容:アパレル/アクセサリー/限定“BUCKETS LOGO”アイテム(数量限定)/コラボレーション企画
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