静岡は「遠州灘の海風が効くシーサイド」と「富士山麓の高原コンディション」という二大テーマが同居する東海屈指のゴルフエリア。東西に長い県土ゆえ気象差も大きく、同じ静岡でも攻略ポイントはガラリと変わります。本記事では雰囲気(カジュアル↔フォーマル)と難易度(低↔高)の2軸で俯瞰できるカオスマップを整備し、編集部おすすめの10コースを“実戦目線”で解説。名門の緊張感を味わう接待・競技から、仲間内で景観を満喫できるリゾート、スコアメイクの練習に最適なコスパ系まで、初見でも選びやすいよう用途別に整理しました。
- 1 静岡ゴルフコース カオスマップ
- 2 静岡ゴルフコース 編集部おすすめランキング
- 3 各コースの概要
- 3.1 川奈ホテルゴルフコース 大島コースKawana Hotel GC Oshima Course
- 3.2 太平洋クラブ 御殿場ウエストTaiheiyo Club Gotemba West
- 3.3 東名カントリークラブTomei Country Club
- 3.4 静岡カントリー 浜岡コース&ホテルShizuoka CC Hamaoka Course
- 3.5 朝霧カントリークラブAsagiri Country Club
- 3.6 静岡カントリー 島田ゴルフコースShizuoka CC Shimada GC
- 3.7 ザ・フォレストカントリークラブThe Forest Country Club
- 3.8 大熱海国際ゴルフクラブDai-Atami Kokusai GC
- 3.9 掛川カントリークラブKakegawa Country Club
- 3.10 三島カントリークラブMishima Country Club
- 4 まとめ
静岡ゴルフコース カオスマップ
縦:難易度(上=高/下=低) 横:雰囲気(左=カジュアル/右=フォーマル)
※各ドットをタップで詳細へジャンプ。
静岡ゴルフコース 編集部おすすめランキング
- 川奈ホテルゴルフコース 大島コース
- 太平洋クラブ 御殿場ウエスト
- 東名カントリークラブ
- 静岡カントリー 浜岡コース&ホテル
- 朝霧カントリークラブ
- 静岡カントリー 島田ゴルフコース
- ザ・フォレストカントリークラブ
- 大熱海国際ゴルフクラブ
- 掛川カントリークラブ
- 三島カントリークラブ
各コースの概要
駿河湾から吹き上がる海風と富士山麓の高原気候という二極の条件が、静岡のゴルフを奥深くしています。シーサイドは低弾道+花道活用、高原は手前からの上りタッチと番手管理――この2原則を押さえるだけで初見でも大叩きが激減。
目的(接待/仲間内/腕試し)と移動動線(東名・新東名・伊豆方面)で選べば“外さないコース選び”ができます。
川奈ホテルゴルフコース 大島コースKawana Hotel GC Oshima Course

伊東市(伊豆高原)
海沿い×リンクス要素
接待・競技・景観派
相模灘の断崖を見下ろす日本屈指のリゾート名門。見た目はワイドでも海風で実質タイト、まずはティーで“外して良い側”を固定し、低めの弾道でラインを短く取るのが堅実。名物は海を正面に望む打ち下ろしのパー3と、岬の尾根を縫うドッグレッグのパー4。前者はフォローで球が伸びやすいため1番手落として花道からの上り2パット設計が安定。後者は突っ込み過ぎるほど次打の角度が悪化するため、フェアウェイの広い側にレイアップし“面に正対”する二段構えが効く。グリーンは海風と芝目が絡み、奥の下りは一気に難化。常にピンハイ下を残す配置に徹すれば初見でも崩れにくい。







※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約太平洋クラブ 御殿場ウエストTaiheiyo Club Gotemba West


御殿場市
丘陵×緻密
競技・接待
名コース“御殿場”の系譜を引く、洗練された戦略設計。ティーは視覚のワイドに惑わされず、バンカーと傾斜の“実効幅”を計算して広い側へ。名物は富士を正面に据えるパー3と、セカンドの落とし所がシビアな右ドッグレッグのパー4。前者は風の影響で距離がブレやすく、1番手大きく+手前からの上りタッチが堅実。後者は突っ込み過ぎると受け面に対して開き気味のライが残るため、フェアウェイ左サイドで角度づくりを優先。グリーンはスピードが出やすく、奥の下りは罰が重い。終始“花道→上り2パット”で大叩きを消し、ショートで高さとスピンを使ってバーディを拾う“攻守の切替”がスコアに直結します。








※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約東名カントリークラブTomei Country Club


裾野市
丘陵×林間セパ
接待・本格派
富士を望む27ホールの王道。視覚は穏やかでも“置き所→角度作り”の精度がスコアに直結します。名物は段差グリーンのショートと、クリークが効くロング。ショートは奥の下りが猛烈に速く、手前の花道に落として上り2パットが正解。ロングは2オン欲を抑え、3打目で受け面に正対できるサイドへレイアップすると3パットの芽が消える。フェアウェイは要所で絞られ、ティーは狙い幅の中心を常に安全側へ置き、セカンドで攻める“二段構え”が安定。グリーンは転がりが良く、最後のひと転がりまでイメージすると距離感が整う。接待・月例の舞台として間違いない名門です。







※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約静岡カントリー 浜岡コース&ホテルShizuoka CC Hamaoka Course


御前崎市
海風×リンクス要素
競技・上達実感
遠州灘からの季節風がゲームを支配する骨太チャンピオン。砂地基盤で水はけが良く、風が出るとキャリーの誤差が増幅します。名物は海へ開ける打ち下ろしのパー3と、クリーク・池・バンカーが階段状に効くロング。前者はフォローで球が伸びるため1番手落として手前から2パット。後者は2オン欲を抑え、風向きに応じて右・左どちらから寄せやすいかを先に決め角度作り最優先で。グリーンは受け面でも奥の下りが速く、常にピンハイ下を残す配置が鉄則。低い球+花道活用がハマると“風の日ほど差がつく”戦略派の楽園に化けます。







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🗓 このコースを予約朝霧カントリークラブAsagiri Country Club


富士宮市
高原×林間
本格志向・月例
富士山麓の冷涼な高原に展開する林間チャンピオン。見た目はワイドでも張り出す樹木と斜面で実効幅が変わり、ティーはフェアウェイ広い側へ逃がし+角度づくりが基本。名物は砲台気味で花道が絞られるミドル、そして風の巻く谷越えショート。前者は右サイドから面に正対すると寄る、後者は1番手上げて手前からの上り2パットが安定。グリーンは転がり良好で奥の下りが速いので常にピンハイ下を意識。花道の使いやすさを見抜いて“寄るミス”を積み重ねると、初見でもスコアが急に整う。











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🗓 このコースを予約静岡カントリー 島田ゴルフコースShizuoka CC Shimada GC


島田市
丘陵×林間
接待・落ち着き
大井川流域の穏やかな地形に広がる端正な18H。ティーは方向性を最優先に広い側へ、セカンドでピンに合うサイドへ寄せる二段構えが基本。名物の横長グリーンのミドルは左右の外しで寄せ筋が大きく変わるため、ティーから面に正対できるサイドを選べると楽。段差の効いたショートは奥の下りが速く、花道手前からの2パットが賢明。グリーンの仕上がりは上質で、最後のひと転がりまでイメージしたタッチが決め手。淡々とした品の良さと実直な戦略性で“良い判断=良い結果”を体感できる大人の名門です。









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🗓 このコースを予約ザ・フォレストカントリークラブThe Forest Country Club


静岡市・清水
丘陵×ワイド
観光・同伴に優しい
ワイドな景観とメリハリの効いた設計で“気持ちよさ”と“戦略”を両立。ティーはフェアウェイ最優先、セカンドでピンに合うサイドを選ぶ二段構えが基本。名物の打ち下ろしショートは番手を落とし過ぎると手前傾斜に弾かれるため、花道手前へソフトに着弾させるイメージが有効。起伏を使ったロングは二打目で広い側へ運び、三打目勝負でピンハイ下を残すとバーディが近い。グリーンは素直で転がりが良く、上りのタッチを合わせられるかが勝負です。





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🗓 このコースを予約大熱海国際ゴルフクラブDai-Atami Kokusai GC


伊豆の国市
起伏×景観
仲間・練習
東西36ホールのスケール。打ち下ろしや谷越えが多く、番手選択と高さのコントロールが鍵。名物は高低差の大きいショートと、S字フェアウェイのロング。ショートは打ち下ろし量を差し引きつつ、風で伸びる日ほど1番手落として花道からの2パットが安定。ロングは無理せず二打目で広い側へ運び、三打目勝負に切り替えると事故が減る。グリーンは素直でも奥の下りが速いので手前からの上りタッチが鉄則。写真が映えるスポットも多く、仲間ラウンドの“満足度と実戦練”を両立できる。









※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約掛川カントリークラブKakegawa Country Club


掛川市
丘陵×多彩
仲間・コンペ
S字フェアウェイや池越えがアクセントの“実戦練習”に向く一枚。ティーはフェアウェイの広い側を確保してから、セカンドで受け面に正対できるサイドへ寄せる二段構えが吉。名物の池越えショートは番手を上げて風の影響を減らし、ピンハイ下の上りを残すと3パットが激減。右のクロスバンカーが効くミドルは、左サイドキープで角度づくりを優先すると寄るミスでまとめやすい。奥の下りは罰が重いので、常に“手前・花道・上り2パット”を基準にプランを組みたい。











※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約三島カントリークラブMishima Country Club


三島市
丘陵×実直
仲間・会社コンペ
駿河湾や富士の眺望が気持ちよいカジュアル寄りの一枚。無理なキャリーよりフェアウェイ優先で、セカンドで寄せ筋の幅を広げると事故が減ります。名物の池越えショートはアゲンストで距離が伸びるため、1番手上げ+花道手前からの2パット狙いが安定。短めミドルは飛ばしすぎると角度が悪化するので、手前広い位置で止めて得意距離を残す“引き算”がハマる。グリーンは素直だが下りが速い日があり、常にピンハイ下の上りタッチを意識すれば、初見でも満足度の高い安定ラウンドが叶います。










※上記はサイト独自のコメント(Googleレビューの転載ではありません)。
🗓 このコースを予約まとめ
“フォーマル×難高”の軸は川奈ホテル大島・御殿場ウエスト・浜岡・東名CC。富士山ビューと戦略性なら朝霧CC・静岡島田が好相性。リゾート感や景観を楽しむなら大熱海国際、滞在型ゴルフにはフォレストCCがおすすめ。掛川CCや三島CCはコスパ良く実戦練習向き。移動時間や同伴者のレベル、ラウンド目的(接待/仲間内/挑戦)に合わせて選べば、静岡ゴルフはさらに充実します。