初心者向けゴルフ用語集|は行

  

ゴルフ用語集|は行

は行(ハ〜ホ/バ〜ボ/パ〜ポ)は、スコア・ショット・ゲーム形式など、ラウンドの会話に欠かせない言葉が多め。
ハザードやバンカーといったトラブル系から、パー/バーディ/ベストスコアまで、
意味・ポイント・ラウンドでの使われ方+キャラ会話 つきでまとめてチェックしておきましょう。

ハザード/ペナルティエリア

使用頻度
★★★★☆

以前は「ウォーターハザード」「ラテラルハザード」と呼ばれていたエリアは、現在のルールではまとめてペナルティエリアと呼ばれます。
池・川・赤杭や黄杭で示されたエリアにボールが入ると、1打罰で救済を受けられます。

  • 赤杭・黄杭・赤線・黄線で示された区域がペナルティエリア
  • 基本は1打罰で、規定の範囲内にドロップしてプレーを続行
  • 昔の「ハザード」という言い方が残っているゴルファーも多いので、意味はセットで覚えておくと◎

よくある使い方

ネコ先生

ネコ先生: そこ、赤杭の ペナルティエリア だから1打罰ね。
昔でいうウォーターハザードってやつ。

おっちゃん

おっちゃん: ワシのボール、毎回 ハザード かOB行くから、
そろそろ「ペナルティ会員権」発行してほしいわ…。常連割引的なやつ。

ハーフ(ハーフラウンド/ハーフ◯◯)

使用頻度
★★★★★

ハーフは、18ホールのうち前半9ホールまたは後半9ホールのこと。
「ハーフだけラウンドする」「ハーフ◯◯(スコア)」といった形でよく使われます。

  • 前半9ホール=アウトのハーフ、後半9ホール=インのハーフ
  • 「ハーフ45」なら18ホール換算で90ペース、といった目安になる
  • 仕事終わりに9ホールだけ回る「ハーフラウンド」も人気

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 今日の前半、ハーフ42だった〜。
後半もうちょい頑張れたら80台見えるな。

ハムくん

ハムくん: おじさんの今日の目標は「ハーフで集中力を切らさない」ことから行きましょう。
まずは昼ごはんでビールを我慢するところからです(笑)。

ハンディキャップ

使用頻度
★★★☆☆

ハンディキャップ(HDCP)は、ゴルファーの実力差をならすための「持ちハンデ」のこと。
コンペやマッチプレーで、スコア調整に使われます。

  • うまい人ほどハンデは小さく、初心者ほどハンデが大きい
  • グロス(実スコア)− ハンデ = ネットスコアとして順位を決める方式が多い
  • 公式ハンデのほか、仲間内での「ローカルハンデ」もよく使われる

よくある使い方

パンダ先輩

パンダ先輩: 今回のコンペ、おじさん ハンディキャップ24ね。
グロス100でもネット76やから、優勝狙えるで。

おっちゃん

おっちゃん: 最近プライベートでも「家事ハンデ」「育児ハンデ」とか言い訳してたら、
嫁さんから「人生のハンディキャップは自分で背負いなさい」って怒られたわ…。

バンカー

使用頻度
★★★★★

バンカーは、コース上に配置された砂地のエリア。
フェアウェイバンカー・ガードバンカー(グリーン周り)などがあり、戦略上の障害物(ハザード的な存在)です。

  • クラブを砂にソールするときのルール・マナーに注意が必要(競技では特に)
  • 基本はサンドウェッジで、砂ごとボールを飛ばすイメージ
  • 苦手意識が強いとスコアが崩れやすいので、練習場のバンカーで慣れておくと◎

よくある使い方

リスくん

リスくん: グリーン右手前の バンカー だけは入れたくないね。
ピン奥目にキャリーで乗せるイメージでいこう。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの今日のラウンド、「フェアウェイ」より「バンカー」歩いてる距離の方が長い気がするわ…。
もう砂場遊びラウンドやで、これ。

パー/バーディ/ボギー/ダブルボギー

使用頻度
★★★★★

各ホールの基準打数(パー)に対して、何打でホールアウトしたかを表すときに使うのが、
パー/バーディ/ボギー/ダブルボギーといった呼び方です。

  • パー:基準打数どおりに上がったとき(例:Par4を4打)
  • バーディ:パーより1打少ない(−1)、ボギー:1打多い(+1)
  • ダブルボギー:パーより2打多い(+2)。それ以上はトリプルボギー、クワドラプル…と続く

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 今日の前半、パー4つとバーディ1つ。
後半もこのペースでいけたら最高だな〜。

ハムくん

ハムくん: おじさんは「今日トリプルボギー以上は数えない」っていう
自分ルールやめましょうね…。スコアカードが全部「ダボ」になってますよ(笑)。

パット/パッティング

使用頻度
★★★★★

パット(パッティング)は、グリーン上でパターを使ってボールを転がすストロークのこと。
1ラウンドのスコアのうち、パット数が占める割合は非常に大きく、「パット・イズ・マネー」とも言われます。

  • 「1パット」「2パット」「3パット」など、ホールごとのパット数で表現
  • ロングパットの距離感と、ショートパットの方向性の両方が重要
  • 平均パット数が減ると、一気にスコアが良くなりやすい

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: 今日の目標は「1ホール最大でも2パット」ね。
3パット以上は即反省会コーナー行きで。

おっちゃん

おっちゃん: ワシのゴルフ、「ショットはまあまあ、全部パットで台無し」って診断されたからな…。
もういっそパター2本持って歩こうかな。

フェアウェイ

使用頻度
★★★★★

フェアウェイは、ティーイングエリアからグリーンまでの間で、きれいに短く刈り込まれた芝のエリアのこと。
ここにボールを置けるかどうかで、セカンドショット以降の難易度が大きく変わります。

  • ラフに比べて芝が短く、クラブが入りやすい=ミスになりにくい
  • ティーショットの目標は「距離」よりまず「フェアウェイキープ」を優先することも多い
  • フェアウェイバンカーや木の位置など、左右のハザードもセットでイメージしておくと◎

よくある使い方

パンダ先輩

パンダ先輩: ここはドライバーじゃなくて5Wで、フェアウェイ真ん中キープ狙いでいこか。
距離より次のショット優先や。

ハムくん

ハムくん: おじさんの今日のテーマは「ラフ観光やめて、フェアウェイに定住する」ですよ。
そろそろ住所変更しましょう(笑)。

フック/ドロー

使用頻度
★★★☆☆

フック・ドローは、右打ちの場合右から左へ曲がるボールのこと。
大きく曲がるのがフック、コントロールされた軽い曲がりがドローと呼ばれることが多いです。

  • ドロー:意図的に打てると飛距離も出やすく、憧れの弾道
  • フック:曲がりが強すぎると、左OB・林行きの危険球になりやすい
  • インサイドアウト軌道+フェースの向きで曲がり量が決まる

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: 今の球筋はいいドローだね。
ただ、もう少し抑えないとフック気味になって危ないかも。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの人生、ちょっと「左にフックしすぎて遠回り」感あるよな…。
たまにはストレートでグリーン狙いたいわ。

フェード/スライス

使用頻度
★★★★★

フェード・スライスは、右打ちの場合左から右へ曲がるボールのこと。
軽いコントロールショットがフェード、大きく右に曲がるミスがスライスと呼ばれます。

  • フェード:狙った方向に対して少しだけ右に曲がる、プロもよく使う球筋
  • スライス:意図せず右に大きく曲がるミスショット。飛距離も落ちやすい
  • アウトサイドイン軌道+フェースの開き具合で曲がり量が決まる

よくある使い方

パンダ先輩

パンダ先輩: 右OBやから、軽いフェード狙いじゃなくて、
今日はまっすぐ目でええで。安全第一や。

ハムくん

ハムくん: おじさんの球は「持ち球フェード」じゃなくて「持ち球スライス」ですからね…。
まずは曲がりを半分に減らすところから行きましょう。

フォロー(フォローウィンド)

使用頻度
★★★★☆

フォロー(フォローウィンド)は、打ち出す方向と同じ向きに吹く追い風のこと。
追い風に乗ることで、いつもより飛距離が出やすくなります。

  • フォローでは、普段より1番手小さいクラブを持つことも多い
  • ボールが上がりすぎると風に流されて左右ブレが大きくなることも
  • アゲインストとセットで覚えておくと、クラブ選択がスムーズ

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: ここけっこうフォロー入ってるから、いつもより1番手落としても届くよ。

おっちゃん

おっちゃん: ゴルフでも人生でも、たまにはこうやって「追い」欲しいよな…。
いつもアゲインストばっかりやと、さすがに心折れるわ。

フォロースルー

使用頻度
★★★☆☆

フォロースルーは、インパクト後にクラブを振り抜いていく動きのこと。
スイング全体のリズムや、体重移動の完成度がよく表れる部分です。

  • きれいなフォロースルーは、ナイスショットの「結果」でもあり「原因」でもある
  • 途中で減速したり、手だけで止めたりすると、方向性・飛距離が安定しにくい
  • 打った後まで振り切るイメージで、スイング全体をスムーズに

よくある使い方

ネコ先生

ネコ先生: インパクトで止めずに、もっとフォロースルーまで振り切ってみようか。
その方がスピードも方向も安定するよ。

ハムくん

ハムくん: おじさんのプレゼンも、最後のフォロースルー(資料の送り方)まで出来たら完璧ですね。
打ちっぱなしで終わらず、ちゃんとラウンドしましょう(笑)。

フォア!(危険の合図)

使用頻度
★★★★★

「フォア!(Fore!)」は、打球が人のいる方向に飛んでしまったときの危険を知らせる掛け声
誰かの方向にボールを飛ばしてしまったら、ためらわず大きな声で叫ぶのがマナーです。

  • 危険を知らせるための声なので、恥ずかしがらずできるだけ大きな声で
  • 曲がったのに何も言わないのはマナー違反&危険
  • 聞こえた側も、すぐに頭や顔を手で守って身を低くする

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: 右の組の方に行っちゃったから、「フォア!」って叫んでおこう。
恥ずかしくても、安全第一ね。

おっちゃん

おっちゃん: ワシのゴルフ、「ナイスショット!」より「フォア!」言う回数の方が多い日は、
だいたい反省会が長引くんよな…。

ベストスコア

使用頻度
★★★☆☆

ベストスコアは、これまでラウンドした中で最も良かったスコア(自己ベスト)のこと。
「ベスト更新」は、ゴルファーにとって何度経験しても嬉しい瞬間です。

  • フルバックからのベスト・レギュラーティーからのベストなど、条件を分けることもある
  • ベスト更新を目指すあまり、終盤で無理をすると逆に崩れることも
  • 最近のベスト・平均スコアを把握しておくと、成長実感につながる

よくある使い方

ネコ先輩2

ネコ先輩: 今日はこのまま行けばベストスコア更新見えるよ。
最後の2ホールは攻めすぎず、丁寧にまとめようか。

ハムくん

ハムくん: おじさんのベストスコア、10年前から更新されてないらしいので、
そろそろアップデートしていきましょう。スマホより先に自己ベストの更新です(笑)。

ホールアウト

使用頻度
★★★★☆

ホールアウトは、ボールがカップに入り、そのホールのプレーが完全に終了すること
全員がホールアウトしたら、次のホールへ移動します。

  • マナーとして、同伴者全員がホールアウトするまでカップ周りをウロウロしない
  • スコアの申告は、グリーンを離れてからテンポよく行う
  • 最終ホールをホールアウトしたあとの達成感もゴルフの楽しみのひとつ

よくある使い方

姉さんゴルファー

姉さん: じゃあ全員ホールアウトしたから、次は最終18番ホール行こっか。

おっちゃん

おっちゃん: ワシの今日のラウンド、「ティーショットの反省会」で頭いっぱいになりすぎて、
毎ホールホールアウトした瞬間の記憶あんまりないねん…。

ホールインワン

使用頻度
★☆☆☆☆

ホールインワンは、ティーショットがそのままカップに入り、1打でホールアウトするスーパーショット
「エース」とも呼ばれ、一生モノの思い出になる出来事です。

  • 主にPar3のホールで起こるレアケース
  • 達成すると、記念品や祝賀会など「嬉しい出費」が発生する文化も
  • 公式ラウンドでのホールインワンを目標にしているアマチュアも多い

よくある使い方

ネコ先生

ネコ先生: あのショートホール、あと20センチでホールインワンだったね。
でもタップインバーディでも十分ナイスだよ。

ハムくん

ハムくん: おじさんがホールインワン出したら、記念品でハムスターキャディバッグ作ってくださいね。
そのために、とりあえずホールインワン保険だけ先に入りましょう(笑)。