ブライソン・デシャンボーはなぜメジャーで苦しむのか|米メディア翻訳・解説

芝の上でボールを打つゴルファーの足元とインパクト
飛距離の強みがある選手ほど、再現性の小さなズレがメジャーで目立ちます。

LIV Golf所属のブライソン・デシャンボーは、2026年のメジャーで思うような結果を出せていません。米GOLF.comは、本人の振り返り動画をもとに、スイングのタイミング、ウェッジ、パッティング、判断ミスが重なった問題として整理しています。

出典:‘Everybody says I’m the worst’: Bryson DeChambeau explains major issues after U.S. Open MC
米国メディアの論点を、日本の読者向けに背景を補いながら整理しています。

練習場でユーティリティクラブとボールを確認する場面
ドライバーの飛距離だけではなく、番手間の精度やショートゲームも結果を左右します。
LIV GOLF / MAJORS 飛距離だけでは勝ち切れない。メジャーで露出する小さなズレ。

本人が語っているのは、飛距離ではなく再現性の問題

米GOLF.comの記事は、デシャンボーが自身のYouTubeで語ったメジャー不振の振り返りを軸にしています。見出しとしては「飛距離の選手がメジャーで苦しんでいる」という話に見えますが、本人が問題にしているのは飛ばす力そのものではありません。クラブが自然に返らない感覚、スイングのタイミング、番手間の距離感など、再現性に関わる部分です。

メジャーでは、通常のツアー以上にミスの許容幅が狭くなります。ティーショットで前に進めても、セカンド以降の距離感がずれるとパーを拾い続けるのは難しい。デシャンボーの言葉から見えるのは、圧倒的な武器を持つ選手でも、細部のズレが積み重なるとメジャーでは簡単に苦しくなるという現実です。

ウェッジとパットの精度が、強みを支えきれなかった

記事では、ウェッジやパッティングにも目が向けられています。飛距離でアドバンテージを取れる選手ほど、短い距離をどれだけ確実に処理できるかがスコアを左右します。特にメジャーのセッティングでは、グリーンを外した後の一打、バーディチャンスを決め切る一打が重くなります。

この視点はアマチュアにもそのまま当てはまります。ドライバーがよく飛んでも、80ヤード以内の距離感や3メートル前後のパットが崩れるとスコアはまとまりません。デシャンボーの話は、トッププロの特殊な悩みに見えて、実はゴルフ全体の本質に近いものです。

LIV、YouTube、メジャーの重み

デシャンボーはLIV Golfに所属し、YouTubeでも大きな存在感を持つ選手です。そのため、メジャーで結果が出ないと「活動量が影響しているのでは」という見方も出ます。ただ、本人はそこを主因として語るより、技術面の再現性と調整に焦点を当てています。

LIV所属選手にとって、メジャーは自分の現在地を世界に示す大きな舞台です。出場機会やランキングの文脈がPGAツアーとは異なる分、メジャーでの結果はより強く見られます。デシャンボーがここから何を修正してくるかは、LIVとメジャーの関係を見るうえでも注目点になります。

この記事で拾うポイント

  • 本人は飛距離そのものよりも、クラブが自然に返らない感覚やタイミングのズレを問題視している。
  • ウェッジやパッティングの精度も課題で、メジャーでは小さなズレが大きなスコア差になる。
  • YouTubeやLIVの活動が原因という見方には本人が距離を置き、技術面の再現性を重視している。

Golf Standardの読み解き

デシャンボーの記事は、アマチュアにも示唆があります。飛距離が武器でも、スコアを作るのは結局、番手間の距離、ウェッジの距離感、ミスした後の判断です。強みが強い選手ほど、弱点がメジャーの難設定で浮き彫りになります。

技術の論点

飛ばす力より、再現性と番手間の精度が問われている。

LIVの文脈

出場機会が限られる中で、メジャーの比重はより大きい。

読者への示唆

ドライバーが良くても、ウェッジと判断でスコアは崩れる。

原文で確認したい人へ

元記事では、記者や編集部の細かな論点、選手コメント、関連リンクも確認できます。詳細は出典リンクから読めます。

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パー太郎ゴルスタ公式ライター
ゴルフを始めて3年でスコア70台を達成するもそこから低迷。晩年ベストスコア78でかれこれ10年以上経つベテランゴルファー。好きな言葉は「塵も積もれば山となる」自他ともに認めるギア好き