前回の記事 スイングの要!足のアライメントで方向ブレ激減!基本&応用スタンス完全ガイド では「平行スタンス」の大切さを紹介しました。今回は、テークバックをコンパクトにしたらアイアンは良いのに、ドライバーだけ右に折りたたむ(右腕が窮屈)&切り返しで左肩が上がって当たり負けする――この“あるある沼”を、できるだけカンタンな言葉で解決します。「右肘を締めるのが先か? 左肩を下げるのが先か?」という疑問にも、順番をはっきりさせて答えます。
結論:まず「右肘を締めない幅づくり」→次に「左肩が上がらない切り返し」
- 右肘は「締めて固定」しない(最優先) … 右脇を極端に締めると、クラブが寝やすく、切り返しで左肩が上がる“逃げ”が出ます。目指すのは右肘が柔らかく前にいて、腕に幅がある状態。
- 左肩は「上げずに回す」 … 切り返しで左肩が上がると、上体が起きて当たりが薄くなりやすい。合言葉は「左肩は下向きのまま、胸を回す」。
- 意識配分は「腕(幅)6:体4」→慣れたら「体6:腕4」 … いきなり体主導だけにすると、長いクラブほどギッタンバッタンしやすい。まず“形の崩れ”を止めるのが近道。
当たりが弱くなる一番の理由は、右肘を締めすぎてクラブが寝る→切り返しで左肩が上がってリリースが早くなること。アイアンは短い分まだ当たるのに、ドライバーだけ症状が出やすいです。まずは「右腕の幅」で通り道を作る。これが一番の近道です。
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「構え」と「切り返し」を変える方法(ドライバー特化)
- 構え: 肩はリラックス。右肘を体に“押し付けない”。右腕は少し前で丸く(窮屈に畳まない)。
- テークバック: まずは胸と腕の“一緒移動”で幅を作る。クラブが背中側に寝る(シャフトが倒れる)なら、右肘を締めすぎのサイン。
- 切り返し: 合図は「左肩は下、右肩は前」。左肩を上げて打ちに行かない。胸が回る余白を残す。
動く順番は「右腕の幅(締めない)」→「胸が回る」→「そのまま左肩を上げずに切り返す」。右肘を固定してから回そうとすると、長いクラブほど崩れます。
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すぐ試せる練習法 3つ(寝かせない・左肩を上げない)
右脇にタオルを軽く挟む(潰さない)。締め付けると逆効果。胸と腕を一緒に動かし、右腕の幅を保ったまま上げ下ろし。
テークバックでシャフトが地面と平行の位置で一度止める。ここでクラブが背中側に倒れて寝ているなら、右肘の締めすぎ。右肘は前・腕は丸くを作り直す。
トップで止めて、「左肩は下向き」を保ったまま小さく3回ポンプ。左肩が上がるなら、右肘を締めてクラブが寝ている可能性大。まず幅を戻してから行う。
大切なのは「締めて固める」ではなく「幅を作って回れる状態にする」こと。幅ができると、左肩は上がりにくくなり、当たりは静かに強くなります。
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よくある質問(FAQ)
生徒: ドライバーの切り返しで、左肩が上がるのが顕著です…。





コーチ: まず疑うのは右肘の締めすぎです。クラブが寝る→行き場がなくなる→左肩が上がって逃げる。先に右腕の幅を戻すと、左肩は上がりにくくなります。





右肘は「締めた方がコンパクト」って聞きます。どれくらい締めるのが正解?





締めるより“つぶさない”が正解。右脇は軽く近いけど、押し付けない。右肘が前で柔らかいと、勝手にコンパクトになります。





テークバックでクラブが寝てる(倒れてる)気がします。どこを見ればいい?





スマホ横撮りで、シャフトが地面と平行の瞬間をチェック。そこが寝ているなら、右肘を締めすぎ。右腕の幅→胸の回転の順に直しましょう。





長いクラブ(ドライバー)だとギッタンバッタン暴れやすいです…。





それは「体で回そう」より「幅がないのに回そう」が原因のことが多いです。まず右腕の幅を作って、テークバックの途中で1回止める(ドリル2)。そこから回すと安定します。
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実践ポイント3か条
- 右肘を締めて固定しない … 右腕の幅を作るとクラブが寝にくい。
- 切り返しで左肩を上げない … 合図は「左肩下・胸は回る」。
- 「地面と平行の一瞬」を毎回チェック … ドライバーほどここで差が出る。
この3つだけで、ドライバーの当たり負けと右への折りたたみはぐっと減ります。「右腕の幅→左肩を上げない」の順番を守れば、スイングは静かに安定します。
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参考動画
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ゴルスタ編集部まとめ
「締めない幅が先、左肩は上げない」――右肘を柔らかく前に置き、胸が回れる余白を作る。
練習は3つだけ。右脇つぶさない素振り・ハーフウェイ停止・切り返しポンプ。ドライバーは“地面と平行の形”を毎回チェック。
まずは今日の練習で、右肘を締めずに幅→左肩を上げない切り返し、の順番を意識してみてください。ドライバーの当たりと方向が、静かに安定してきます。
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