2026年10月31日、メキシコ・オープン第3ラウンド。マチュー・パボンは287ヤード設定の13番パー4をワンオンし、46フィート4インチ(約14.1m)のパットを沈めてイーグルを奪いました。短いホールでも、グリーンに乗せた後にもう一仕事が残ることを感じる場面です。
PGA TOURが日本時間11月1日朝に公開した約20秒の公式映像を、パットの構えから紹介します。ワンオンの華やかさとともに、ティーショットの狙いを次の一打までつなげて考えてみましょう。

マチュー・パボン/ Matthieu Pavon
2024年ファーマーズ・インシュランス・オープンでPGA TOUR初優勝。DP WORLD TOURを経て、PGA TOURでも勝利を挙げたフランスの選手です。
今回注目するのは、短いパー4で1打目をグリーンに運び、残った長いパットも決めたプレーです。
- 1 公式映像で、約14mのイーグルパットを見る
- 2 287ヤードのパー4を、次の一打まで考える
- 3 ワンオンの先に、どんなパットが残るか
- 4 短いパー4のプランを整える3つの練習
- 4.2 ワンオンを狙う前に確認したい条件
- 4.3 広い場所へ刻む方を選びたい条件
公式映像で、約14mのイーグルパットを見る
映像出典:PGA TOUR公式映像(現地2026年10月31日・第3ラウンド)。再生できない場合は公式ページからご覧ください。
287ヤードのパー4を、次の一打まで考える
PGA TOURの公式説明によると、この日の13番は287ヤードのパー4。パボンのティーショットは飛距離301ヤードと記録され、グリーン右側に乗りました。そこからカップまで46フィート4インチが残り、2打目のパットを決めています。287ヤードはホールの設定距離、301ヤードは記録されたドライブ距離で、キャリーとは区別します。
映像は右打ちのパボンがパットを構えるところから始まり、ボールがカップへ向かい、入るまでを追います。見たいのは、ワンオンしても約14mのパットが残っていること。ティーショット自体はこの映像に含まれず、その使用クラブや本人の狙いまでは確認できません。
ここからはアマチュア向けの考え方です。「短いパー4だから届かせる」と距離だけで決めず、グリーン手前までのキャリー、左右の広さ、奥へ転がる余地を確かめましょう。PGA of Americaのコースマネジメント解説でも、距離が短い場所では広い着地点を選び、位置取りを考えることを勧めています。
ワンオンの先に、どんなパットが残るか

生徒:287ヤードのパー4なら、やっぱりドライバーでワンオンを狙いたくなります。

コーチK:まず自分の普段のキャリーと左右の幅を見よう。最長の一球で届いても、少し短い球や曲がった球を受け止める場所が狭ければ、同じようには狙えないよ。

乗れば簡単なバーディーだと思っていましたが、パボンも長いパットが残っていますね。

そうだね。乗せることだけでなく、そこから何打で上がれそうかまで考えたい。広い場所へ刻んで得意な距離を残す方法と、ワンオンを狙う方法を、次の一打も含めて比べよう。
短いパー4のプランを整える3つの練習

DRILL普段のキャリーと左右の幅を比べる
練習場ではドライバーとフェアウェイウッドをそれぞれ5球ずつ。最も飛んだ一球だけでなく、通常の当たりのキャリーと、左右に散る幅を記録します。距離計測ができない場合は、落下地点の目印を使って傾向をつかみます。
DRILL二つの着地点と、その後を描く
コース図を見て、グリーンを狙う着地点と、手前の広い着地点を一つずつ決めます。それぞれの手前・左右・奥にミスした場合、次をどこから打つことになるかを確認。必要なキャリーに余裕がない方は候補から外します。
DRILL長いパットを最後まで続ける
練習グリーンで10〜15mほど離れた場所から1球打ち、その球を続けてカップインまで打ちます。1打目が入ったかだけでなく、残した距離と2打目の打ちやすさを確認。最初から難しい傾斜だけを選ばず、距離の異なる場所でも試します。
ワンオンを狙う前に確認したい条件
- 手前までの必要なキャリーに余裕がある
- 通常の左右のばらつきを受け止める幅がある
- 奥への転がりや外した先も確認できている
- いつものテンポで打てるクラブを選べる
広い場所へ刻む方を選びたい条件
- 最長の一球だけを基準にしないと届かない
- 少し短い球や左右のミスがすぐ罰につながる
- 落下地点や奥の余裕を確認できていない
- 強い風などで普段の距離を当てはめにくい
短いパー4の狙い方は、ワンオンできるかだけでは決まりません。ティーショットのミスの幅と、その後に残る一打を一緒に見ます。得意な距離を残せる広い場所があれば、それも十分に攻めの選択肢です。
次のラウンドに役立つ関連記事
狙いと距離を確認するための道具
ティーショットのクラブ選び、向きの確認、同じボールでの距離把握に使う道具です。パボンの使用用品を示すものではありません。

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ドライバーより短い距離を狙うときの候補。番手やロフトだけで決めず、自分のキャリーと左右の幅がそろうかを試打で確認します。
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練習場で足元と目標方向の基準を作り、狙った広い場所へ構えられているかを確認します。ボールやクラブの通り道を妨げない安全な位置に置きます。
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まとめ:届く距離と、その後の一打をつなげる
パボンは2026年メキシコ・オープン第3ラウンドの13番でワンオンし、約14.1mのパットを決めてイーグル。短いパー4のチャンスを、ティーショットとパットの2打で仕上げました。
次のラウンドでは、届く距離だけでなく、少し外したときの余裕と残る一打も見てみましょう。ワンオンを狙うか、広い場所へ刻むかを普段のキャリーと左右の幅で選ぶと、短いホールの攻略を組み立てやすくなります。
- 大会・日付・ホール・距離:PGA TOUR公式映像と説明(現地2026年10月31日/日本時間11月1日6:34公開)。コースマネジメントの参考:PGA of America「A Clinic in Course Management」。
- 写真:Bryan Berlin / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。2025年6月18日・トラベラーズ選手権で撮影。アイキャッチはトリミング、プロフィールは縮小・WebP変換。派生画像も同ライセンス。今回のメキシコ・オープンの記録写真ではありません。
















